STUDIO LUMIERE  

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「 アラーキー(荒木経惟)と篠山紀信の論争に想う 」

アラーキー(荒木経惟)が最愛の妻、陽子さんと出会ってから病の床に臥し他界するまでを撮り続けた写真集の最後に「棺の中の陽子さん(の顔)」を撮って載せ、出版した。この写真をめぐり、同じ写真家である篠山紀信と論争になる。

その一部はこんなやりとりだと言う。

篠山 「そんな不遜な写真集なんか僕は見たくないね。あなたの写真は一面的じゃないというか、
     多義性を孕んでいるからこそ面白かったんじゃないですか。
     本当のこというとこれは最悪だと思うよ。
     荒木ほどの奴がこれをやっちゃったのはどういうことかと思ったね。」

荒木 「一回妻の死に出会えばそうなる。」

篠山 「ならないよ。女房が死んだ奴なんていっぱいいるよ。」

荒木 「でも何かを出した奴はいない。」

篠山 「そんなもの出さなくていいんだよ。これはやばいですよ、はっきりいって。」

荒木 「いいや最高傑作だね。見てるとミサ曲が聞こえてくるでしょう。」

篠山 「だからつまらないんじゃない。ミサ曲が聞こえてくる写真集なんて誰が見たいと思うの。
     あなたの妻の死なんて、はっきりいってしまえば他人には関係ないよ。」

荒木 「だからこれは俺自身のためのものなの。なんといっても第一の読者というのは自分なんだから。
     俺の写真生活はこれで第一ラウンドが終わったという感じがするね。
     陽子で始まって陽子で終わったんだな。」

     (「波」新潮社 1991年発行の対談の一部抜粋。)

まず、お詫びしなければならないのは、私が原文を全て読んでいないということ。今ある材料のみで判断したこと。後日全文を手に入れることができましたら、その時にあらためて、加筆修正させていただきたいと思います。

まず思うのは、「人の死」という重いテーマに、
撮る側と、見る側の様々な思いが交錯するのは必至。
こうしたテーマは「論ずるのみ」のモノで、
正解や万人が納得する着地点を見出すことは甚だ困難であるということ。
そもそも、出版社の担当が、部数をかせぐタメに仕掛けたデキ試合だったことも疑われる。
そこで写真界の巨頭2人の写真観を闘わせてみたかったにすぎないのではなかろうか。
それもなんだか八百長プロレスのようなオーバーアクション。
一部の人は論争の勝ち負けを論ずるが、あまり意味のあることに思えない。

篠山がテンションをあげて荒木に詰め寄るくだりが、どうも芝居がかっている。
篠山は写真家としては一流だが、演者としてはいかがなものか。
一方、荒木は荒木で、詰問に軽く抗うような姿勢を見せはするが基本的には、
かわし、はぐらかし、とても本気で土俵に上がっているとは思えない。

土俵ついでに言わせてもらえば、そもそもが荒木の写真が土俵のすべてなのだから
呼ばれてもいない人間(篠山)が、人の家にわざわざやってきて、食卓のものを勝手に食い散らかし
「おまえんとこの飯は美味くないな。」とケチをつけているような見苦しさを感じる。
篠山ファンとしては不本意だ。
不本意ついでに言うと、どんなミサ曲かは分からないが、ミサ曲が聞こえてくる写真はあっていいと思う。
さらに、天才アラーキーが陽子さんの最期をどう表現するかにも大きな興味がある。
私のような者が一人でもいたら篠山の発言は灰燼と帰するということか?
篠山ほどの人物が本当にそんなことを言うのだろうかと耳を疑う思いだ。
きっと下手な演出家による下品な演技指導でもあったのではないかと疑いたくなる。
そう思わずにはいられない。

「荒木と篠山が論争、対立!絶交か!」などと見せかけに踊らされたが、
とどのつまり、各自自由にどうぞ。ということだ。
田原総一郎を演じ損ねた篠山が、ババを握らされたということか?
話題のみをさらっていったとすると、アラーキーも人が悪い。
読者にも何が何やら。陽子さんも草場の陰で苦笑いだろう。

この写真は、篠山が言うような、ヤバくてつまらないものなのかな…と、
写真をあらためて見直し、棺の中の陽子さんの思いにも触れてみたいと思った。
手元の写真集をめくっていると、それはあっさりと記されていた。

夫はこんな私を慰める為に、いつも大ぶりなイキイキした花束を抱えてやってきた。一抱えもあるような背の高いヒマワリは見事だった。夫の去った後、鮮やかな黄色の炎のようなヒマワリを見ていると、確かにそこには夫の姿やぬくもりや匂いが感じられ、私はいつまでも見つめ続けていた。人の思いというのは存在する、本当に存在して、疲れた者の体と心をいやしてくれるんだ、と私はこの時いやというほど感じ入った。涙がボロボロ流れ出してなかなか止まらなかった。(平凡社 荒木経惟写真全集3 陽子 より)
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by mooriyan | 2015-07-25 22:04 | mooriyan

「 作品評やってますその⑥ 」

301027Kさん
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おーっ。スカイダイビングですか!
すごいですね。Kさんも飛んでみたのでしょうか?
私は高所恐怖症ですが、ここまでくるともう怖さも何もなくなりそうですね。

301103Mさん
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何が始まるのか、楽しみな写真です

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モモおいしそう。むくの大変なんだけどね。

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おお!これが例のホッケ定食ですか。
それにしても居酒屋のキャッチ対策が「ホッケあるの?」だとはね~
玄人は違うよね。勉強になりました。


301055Sさん
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夏ですね。あの猛暑の中、外ロケしたんですか?
若くないとできないですね~。
私は、あの後、希望者と一緒に写真展見学に行きましたが、
けっこうヘロヘロになりました。

写真、夏ならではの美味しそうなものばかり。(最後はちがうね。)
個人的には、スイカ型アイスと、パステル調パインバーが好きです。

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これが予告にあった、ジバニャンスーパーボーか!
確かに良い具合です。ニャン魂はいってる~。
この調子で色々な場所で撮ってみるというのはどうでしょう?
楽しみにしてますよ。

301097Yさん
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夏だ!夏だ!いよいよ夏本番。
今年の夏は何をしよう。楽しみ~っ!
そんな気持ちにしてくれる爽やかな作品です。

301071Cさん
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写真家を殺すには、雨が4日もふれば良い。などという冗談がありました。
外ロケが多く、撮影が天気により左右された時代の話です。
晴耕雨読ではありませんが、雨の日のカメラマンは、おとなしく機材の手入れや、
写真の整理などをする? いやいや。そうではない。雨の日には、雨の日にしか撮れない
ものがある。そういえば、雨の日の風景だけを撮る写真家がいたな…。貴重な雨の日とい
うことか。Cさんも結構な本降りの中、あちらこちらを撮ってきてくれたようです。
雨の日って、同じ場所でも何かちがいますよね。晴れている日に撮るとどうなるのかな。

こちらもCさん
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私、折り紙が大好きなんです。見つけるとつい嬉しくて。
同じ折り鶴でもそれぞれに個性があって…いいんだなぁ。ほんとうに。

301023Oさん
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ライブの素晴らしい写真をたくさんありがとう。
以前のものも良く撮れていましたが、今回のものは一段と磨きがかかったように思えます。
表情がとてもいいです。アーティストの肖像権に問題がなければアップしたいのですが、
とりあえず保留にしておきますね。
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by mooriyan | 2015-07-23 23:01 | mooriyan

「評論」はやはり難しいものです。

皆さんの、「写真についてのひと言」を紹介してみたいと思います。
(一部、森谷による加筆、改変、要約があります。自らの意図と大きな差異がある場合は修正させていただきますので、遠慮なくご指摘ください。)

アラーキーの写真を見て。
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301107 Fさん
写真は一瞬を切り取るもの。そして、人それぞれの見え方は違うものである。同じ一人の人間ですら、幼い頃と今、現在では、同じモノを目の前にしたときに見え方が違う。違うからこそ、人の死や子供の姿、様々な対象を切り取ることに意味があるように思える。写真が内包する思いや、感情を100%共有することを強いるのではなく、まずは「その時が、その人が存在した。」という事実を残すために。

近年、写真は本当に手軽なものとなり、深く考える以前に写真のみが出現する。その、言わば無責任な写真が様々な問題をひきおこし、写真すべてが悪く思われてしまう事が気にかかるが、玉石混交、過渡期の試練として、各自がクリエイティブに創りつづけていってほしいと思う。

私の尊敬する写真家が「インプットして蓄えたものを、アウトプットする時には必ず劣化してしまう。だからこそ、自分の中で基準を高く持って、観る人に最高のモノを見せたい。」と話してくれた。眼を見張るほど高性能な機材、驚くべき技術の進歩を目の前にして、それらに甘えるのではなく、自分らしく撮ることを大切にできたらと考える。


301083 Mさん
「死」は人生最後の「道」です。誰しもが避けて通ることのできない道。
ある日突然、大好きな人がいなくなってしまう。でも、「悲しい」というだけではないと思うのです。
人生の最後に最愛の人が自分を撮ってくれる。最愛の人の最期を撮ってあげられる。
むしろ、穏やかで幸せなものを感じます。死は互いにとっての新しい出発なのではないでしょうか。


301100 Lさん
陽子さんは、とても穏やかで優しそうな人に見えます。
きっと幸せだったんだな…そう思います。
「死」という人として避けられないことを真正面からとらえ、
向き合う。そうした考え方はあってもいいと思います。




自らの写真へのコメントとして。
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301067 Cさん
目の前の真っ暗な闇が次第に明るくなり、群雲の間から一筋の光が差してきました。
新たな一日のはじまりです。私の心の中にも光が差し込んできました。
闇夜にさす光は、希望。希望は新たなる人生のエネルギー。

私は闇の中で、もがいていました。
そこから抜け出す為に、「富士山に登ってみよう。」そう思いました。
いま、目の前のこの景色。このように光あふれる世界へ。
闇夜に別れを告げ、光のさす方へと歩き始めたのです。

新たなる一歩のために、闇夜に打つピリオドとして、この写真を撮りました。




301027Kさんの作品を見て。
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301022 Kさん
「後姿の男」の存在感。背後からでは、いったい何をしているのか分かりません。
見えないことがこの作品を一番印象深くしているのだと思います。
この人は、なぜ独りここにいるのか、何をしに来たのか、何を考えているのか。
見る側にそのあたりを想像させ、様々なストーリーを連想させてくれるのです。
周囲を暗くすることで人物の孤独感が強調され、
まるで、この世に唯一人の存在であるかのような感覚につつまれるのです。
私は、このような写真がとても好きで、見ていると心が落ち着き、
いつまでも飽きることなく眺めていられるのです。
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by mooriyan | 2015-07-23 21:53 | mooriyan

「 作品評やってます その⑤ 」

301064Tさん
う~ん。いいよねー。
今回の作品も、こんなふうに額装すると、
このままギャラリーに出せそうですよ。
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301022Kさん
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雨の夜でしょうか。
傘をさした左下の人物の、動きのある姿勢が
雨の静かな夜を印象深くします。


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きれいな猫ちゃんです。前足のブレが
どこかへと急ぐ様子を強調します。
ところで、
前足と後脚、同じところに黒い模様があるんですね。
おもしろい。あ、おはくろいか。
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by mooriyan | 2015-07-21 23:27 | mooriyan

「 写真評論家やってみる? 」7月22日の教室

自らは実際に写真を撮ることはせず、人の作品についてあれやこれやと批評する、「評論家」を嫌う人は多くいます。自分の作品の欠点を鋭く指摘された。権威を傘に着て言いたい放題。自分の写真論とは相容れないから面白くない。とにかく理屈っぽくてかなわない。など様々な理由があるでしょう。でも、嫌う側も少々自意識過剰なのかもしれません。

欠点を指摘できるのは、それだけ作品を見ているということ。自分と相容れない意見だからと端から切り捨てては、裸の王様になりかねません。かといって信頼に足る評論家は本当にごくわずかだとも思います。その見極めは自分が勉強してないと、できるものではありません。自称評論家は大勢いても良いと思います。聞く価値が無いと思ったら聞かなければ良いだけです。どんなに立派な肩書きがあろうと同じです。でも、とにかく、一度だけは耳を傾けてみてください。聞かない物を判断はできませんから。

ところで、「評論」をやってみようとすると、実に難しいもので、真似にすらならないでしょう。初めは読書感想文のようなもので良いと思います。とにかく書いてみてください。

テーマは例によって各自、自由としますが、何も無いところからは大変でしょう。
下に 3点ほど作品を掲載しますので、その中から選んでもOKです。どういった作品かは
キャプションなどからググってみてください。作品の印象のみを頼りに書くこともOKです。

①平凡社 荒木経惟写真全集3 陽子 より
  「 天才アラーキーの最愛の妻、陽子さんの最期の写真 」
アラーキー(荒木経惟)が最愛の妻、陽子さんと出会ってから病で他界するまでを撮り続けた写真集の最後に「棺の中の陽子さん(の顔)」を撮って載せ、出版した。この写真をめぐり、同じ写真家である篠山紀信と論争になる。
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自分だったら最愛の者の死に顔を写真に撮るか?
荒木が写真家として陽子さんの最期を撮り、発表したことをどう思うか、感じるか?


②ユージン・スミス 「 楽園へのあゆみ 」1946年
( PPS通信社 ユージン・スミス展 図録より )
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③コンテスト応募作品より
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by mooriyan | 2015-07-21 20:39 | mooriyan

「 作品評やってますその④ 追加 」

301061Tさん
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作品を何枚か並べる写真展などの場合、
見る人にすんなりと作品の世界に入り込んでもらうために、
このように作品全体の調子、色味や濃い薄いなどを調整することがあります。
それを反対に利用する挑発的な作家もいます。
岡本太郎さんなどが良い例でしょうか。

調整前はこんな具合です。
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301018Oさん
おなじく、全体の色味をそろえてみました。
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オリジナルはこちら。
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301083Mさん
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こちらは、撮影する時の、切りとり方と、
主題を明確にするためのちょっとした作業の例。

オリジナルを見ながらお話を。
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まずは左上の作品ですが、主題を「標識の落書き」にするなら、
撮影時にもう少しだけ近づき、一歩左側に回り込んで撮ると良いでしょう。
単純な話にすると、撮りたいモノ、主題となるモノは
画面全体の面積の1/2~1/3くらいを占めるのが理想です。

右上は赤丸部分の空をカットしました。見る人の視線を空に逃がさず、
この空間に閉じ込め、閉塞感を強調します。

左中は看板の明るさを変え、視線を落ちているビンに集中させることで
主役は「ビン」だとはっきりさせます。

右下はトリミング(切り取り直し)して、主題を「自転車と落書き」としました。

左下は傾きがあることで、そちらに意識がいってしまいます。
もし、特別な意図がないのであれば、水平垂直がきちんと出ていることは、
見る側への親切でもあります。

301022Kさん
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イタリアの絵本作家、イエラ・マリさんの「木のうた」(ほるぷ出版)を思い出しました。
とても素敵な絵本ですので、書店の絵本コーナーで手にとってみてください。
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樹木は地上の枝と同じくらいの広がりで、地中に根を張っているといいます。
果樹園などでも肥料をやる時は張り出した枝先のちょうど真下の地面に施すと聞いたことがあります。Kさんのこの作品は地面に落ちる枝の影が、まるで地中の根が見えているようで、とてもおもしろい作品です。少しだけコントラストを強くして影を強調してみました。

301097Yさん
前回の記事では別のキャプションをつけましたが、
追加で提出してくれた作品を見て、
「あぁ。そうか、こっちの意図だったんだ!」と気が付きました。
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オリジナルはこちら
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オレンジ色がテーマだったんですね。
せっかくですから、もっとオレンジ色を強調してしまいましょう。
主役以外のモノはできるだけ切り取ってしまいます。


301064Tさん
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最近、写真の腕前が、あがりましたね。
あ、もともとうまいんだけど撮ってなかっただけか…
今回のも、とてもいいです。
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by mooriyan | 2015-07-12 12:35 | mooriyan

「 作品評やってます その④ 」

301027CHさん
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育ってますね。先週の「なんで鉢が変わったの」という問いに、
「あの鉢では小さすぎる」と気が付いたからだとか。
NHKドラマの「ベランダー」ではありませんが、植物を身近に置き、
日々世話をすることで色々な事が起こるものです。
たった一鉢の小さな植物にも様々な力があるのですね。
私のような「ただ成長を見守りたい」という勝手なファンが現れたりもします。
不思議です。

301047Sさん
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いいですね。私の「好き系」写真です。
日本語が良くありませんか?
某社宣伝のトミー・リー・ジョーンズではありませんが
「この星はいいな~」と、しみじみ思います。
あ、私は宇宙人ではありませんよ。

301103Mさん
Mさんは「頼りになる姉さん」的な風格があります。
私がぐずぐずと準備などしているとサッと来て手伝ってくれたりします。
思わず「あっ。すみません。」と
上司と部下(はもちろん森谷です)のようになったりします。

ほかにも、良い写真はたくさんあるのですが、今回はこれにさせていただきます。
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パワーブレックファーストとかパワーランチという言葉があります。
力のでる、こってりとした、カロリー満点の朝食や昼食の事かと思いきや、
朝食や昼食をとりながら、ビジネスの事をあれやこれやと話し合いながらの
ミーティング食事のこと。アメリカなどではじまり、
日本でもやってるところがあるとか…
「そーんなの変だろ。ふざけちゃいけない。」
「食べる時は、食べ物の事だけに集中して、真剣に食べなきゃ。」
姉さんも、そう思いませんか?

301031Kさん
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日常、身の周りに在る、ワンダーなモノ、シーンを見逃さずに
写真にして見せてくれる。「ちょっとしたこと」なのかもしれませんが、
そこに写真の持つ説得力というか、魅力を再認識させられます。
「いつもお世話になってるエレベーターのドアって、こんなにかっこ良かったんだ。」
とか、「このかわいらしいケーキ、実はすごい技が使われてるんじゃないか?それも、
車内販売か??」とか。お好み焼き?の厚みと、浮かぶヘラと箸のポジション。
うむを言わせない、マグマのようなイクラ。
どれもが、アルヒ in ワンダー。

301067CHさん
そのまま、本の広告ページに載せても良いくらい上手くきれいに撮れています。
で、少しやってみました。
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ま、デザイナーがヘボなのでこんなところかな…
写真の良さに助けられるデザイナーもいるんだろうな~

301067CHさんの作品をもうひとつ。
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モデルさんの肖像権、著作権、あわせてOKをいただきましたので、
ここに、めでたく掲載の運びとなりました。
フォトジェニックなお友達がいることは素晴らしいことです。
とても魅力的なモデルさんです。その魅力をうまくひきだしているCHさんも
なかなかの腕前。少しばかりトリミングしてみようかと思いましたが、
かえってフレッシュさと、キレが悪くなりましたのでやめました。
きっと、私よりCHさんの方がセンスいいな~。トホホ。

301097Yさん
「写ってるんですよ~。いろいろなものが…。」と言っても、
怖い写真の話ではなく、情報としての写真ということです。
ま、ある意味、怖いとも言えます。
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「右端の美しい脚はくつろいでいるようにみえる。
そして、壁には学校の時間割のようなものが…自宅か?
一緒にいる友人は甘い飲み物なのにボトルは水?だとすると
健康に気を使っている?」と、シャーロック風にプロいや、
ヘボファイリングしてみました。
一枚の写真には無意識の内に、多くの情報が写りこみます。

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カバーが、かかっていて中身はわからないけど、このキャップは
エビアンぽい。場所は学校の教室か。机の上の書類には写真の歴史っぽいことが。
前面スクリーンには、こ、これはブラッサイの写真「夜のパリ」か?
意外にマニアな内容だ…いい加減にしないと怒られますね。

301070Nさん
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大きな御神木です。たぶん何世紀にもわたって、この世界を見てきたことでしょう。
足元に人間たちが集まり、なでまわすのは何ともくすぐったい…かな?

あるモグラ研究者が言っていたのですが、私たち人間の身の周りにある時計は同じメモリ、単位時間ですが、それがモグラの時間になると、その生活リズムから、人間の1日が、モグラの3日ほどになるそうです。およそ3倍になるわけで、人間が10日過ごす間、モグラは、およそひと月を生きる計算になります。
御神木時間をもってすれば、人はあっという間に来て、あっという間に帰ってゆくので、くすぐったいなどと思う間も無いのかもしれませんね。
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by mooriyan | 2015-07-09 19:52 | mooriyan

「 作品評やってます その③ 」

301027CHさん
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見慣れた景色ですが、セピア調のフィルターがかかると、
どこか別の街角を見ているようです。

301064Tさん
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「おっ、美味そうな定食だね。」
「テイショクじゃ~なくて、ランチです。ヘルシーランチ。」
「そ、そりゃ悪かった。ところでごはんは麦飯だね。」
「そうです。ムギメシです。」
「麦飯はムギメシでいいんかい?」
「麦飯はムギメシでいいんです。」
テイショクが×でムギメシは○なのが、オジサン的にはとても不思議でした。
おもしろいですね。

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「おっ、グリコのオーレ。このシリーズはおいしいよね。」
「この、いちごオーレすごくおいしいんです。」
「とちおとめねぇ~。」
と、お昼ご飯なのか、おやつなのか、カロリーメイトを…
「それ、飲み物なしで食べられるの?」
「ぜんぜん大丈夫です。このチョコレート味おいしいんです。」
「わかる、わかる。私も同じものをカバンに入れてるよ。」
「ただ、飲み物なしってのはつらいナ~」
「?」
Tさんも何十年後かにはわかってくれるかな…。

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「おっ、アップルパイかな?」
「そうです。」
「アイスクリームにシナモンかぁ~」
「シナモン、私は好きなんですけど、一緒にいた友達が嫌いで…もう、
すごいいっぱいかかってて。」
「そりゃ、ざんねん。ダメな人もいるんだね。」
と、前菜はこのあたりで。
メインはこんな感じです。
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Tさんが、いいなと思うのは「写真を撮るぞ」というリキミみたいなものが無く、自然体
で、素直に自分の好きなモノを撮っているところ。本人が思ってる?以上に、撮影セン
スがあると思います。こういう写真もっと見てみたいなぁ。

301070Nさん
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良い雰囲気ですね。ちゃんと写りますね。たいしたもんだ。

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早く梅雨開けしないかな…こういう空が見たいです。

301097Yさん
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Yさんの作品はどれも安心して見ることができます。
同業の友人と互いのプライベート写真を見ていた時、彼が、ふと、
「やっぱり写真家の撮る写真はプライベート写真も安心して見れるよな~」
などと言い出しました。言われてみれば確かに。
「ひょっとして、俺たちって上手?」そう言いながら苦笑したのを思い出します。
そうです。プロが下手では困るのです。上手いのは決して悪いことでありません。
大いに自信を持って良いのです。ただ、上手いことで、何か既存のモノの
リファインやトレースに陥りやすいのも事実でしょう。
「上手い!」だけで終わらせない。それは本当に難しいんですけどね。

301059Sさん
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どうしても好きな写真というものがあります。
困ったことに一般的にはペケな、ブレ、ボケ、オーバー(明るすぎ)、アンダー(暗すぎ)
など、いわゆる失敗と言われるたぐいのモノのなかにそれを見出すことが多いのです。
そんな言われ方をされるとビミョウ…ですね。
1枚目はどこにもピントがきていません。それがいいのです。ドンピシャのピントだったら
きっと凡庸な写真です。これ以上ボケても、少しだけシャープでもおもしろくない。
2枚目も「ピントのあまい写真」と片づけられそうですが、この不思議な空気感はとても素
通りはできません。右奥の女の子の存在感は圧倒的です。この写真もシャープなピントだ
ったら、それほど気にはとまらないのです。そして3枚目。ゲージの中の子犬でしょうか。
撮影者の目をとおして、とても愛しい思いが、わき起こります。これもまたシャープでな
いことが要因でしょう。「撮影者の思いが先行するあまり、ワザの方がついていけなかった。
思いありきの写真。」そんな勝手な解釈です。好き嫌いついでに言うなら、切れるようなシ
ャープなピントでも、あふれんばかりのグラデーションと質感でも、撮る側の興味や表現
への情熱のようなものを感じられない写真はあまり好きにはなれません。
皮肉なことに自分が、自分の言う「好みの写真」を撮っているかというと、
まる反対だったりするので、無いものねだりなのかもしれません。

301022Kさん
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この作品とても好きです。
ジブリのアニメのワンシーンのようでもあり…
贅沢をいうならもう少しだけ、低いアングルからも見せてもらいたかったかな。
それにしても植物の生命力ってすごいですね。

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年をとっても仲良く…だと良いのですが。

若いころはデートで手をつないだり、腕を組んでみたり、
見ていてちょっと恥ずかしいけど、いいもんだな…って。
先日、人込みで家内が腕をつかんできたので「あれっ♡」と
淡い期待をしたら「勝手にそっちいかないの!」と、いうことでした。
この写真のお二人はどっちかな…。

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最近はいろんなアジサイを見かけます。
ハイドランジアなんて外人さんのような呼ばれ方をしたりもしますが、
アジサイは日本が原産。そう言えばあの大きくて立派なカサブランカというユリの花も
日本のヤマユリが原種だとか。
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by mooriyan | 2015-07-04 23:31 | mooriyan