STUDIO LUMIERE  

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「 はじめまして TEAM 2014 」

さあ、今年はどんなチームメイトが参加してくれたかな?
写真は口ほどにものを言う…かどうかはわかりませんが
やはりそれぞれの個性があらわれるものです。
撮る写真が自己紹介のようなものです。
たとえ一枚、二枚でもその人らしさは感じられます。
100枚、200枚と見せてもらうと、ひとりひとりの個性だけでなく、
そのチームの色というか、世代的?なモノさえ感じることがあります。
すこし大げさですか…。論より証拠なので、
さっそく見せてもらいましょう。
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050Sさんのこの作品はブレッソンの「決定的瞬間」思わせる
写真ならではの面白さ。とりわけメインの人物のポーズとその背景の
人物の散らばり方や配置が、まるでデザインされた絵画のようです。


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062Sさんは新宿中央公園の太田道灌(おおたどうかん)の像を撮りました。
この像はヤマブキの花をさしだす少女の像と対なのですが、
道灌とヤマブキだけを斜めに切り取りました。
しかもピーカン(パーフェクト、カンカン照り?)で、
道灌の出来すぎた逸話の背景である「にわか雨」にほど遠く、
ヤマブキを見つめる道灌の姿勢が、どこかコミカルです。


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129Hさんは駐輪所の自転車のまさに輪、輪、輪。を、実におもしろい視点で
写真にして見せてくれました。おもわず「おもしろい!」と、うなりました。
正直、今度わたしも挑戦してみたいと思いました。アービング・ペンや
マーティン・ムンカッチ、モホリ・ナギを思わせる…そりゃ言いすぎか。


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014Uさんのこの作品、モチーフの力が大きいのですが、
そうしたモノを記録してゆくのも写真の大切な役割です。
ブラッサイが「落書き」を写して歩いたように。
個人的にも、こうしたダジャレ風「壁の言葉」は好きなモチーフです。


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そして、092Mさんも同じモチーフにミートしたわけですが、
少し引いて全体を見ると、んっ?角に立ってる看板ブーのうしろ姿が
なんとも、なまめかしいですね。これは後ろから見ちゃいけないね。


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019Oさん、くっきりとおちる影。街灯の影でしょう。
歩道の質感とパターンが不思議な雰囲気をつくりだします。
足とマンホールがあることで現実にひきもどされますが、
もし、それが存在しなければ異空間をさまようことになりそうです。
写真的にどちらが面白いかは好みでしょう。


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043Sさん。新宿アイランドのシンボルとして有名な「LOVE」を
こう撮りましたか。いつも前を素通りしていましたが、
よく見ると(見せてもらうと)ここはこんな形に、くり抜かれているんですね。
しかも中は緑色だった…。作者はアメリカ人で、ロバート・インディアナさん。
今まで知りませんでした。


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003Aさんもアイランド・ラブ。
おっ。赤だけ…色抽出機能というのがカメラについているそうです。
スゴイ時代ですね。家族のLOVEを抽出ですね。いろいろなLOVEがあります。
ところで、恋するみなさん。
「VとEの文字の間を、体が触れないように通ることができたら恋が実る」
という都市伝説があるとか。進行中の人は試してみる?


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083Fさんのとらえた一枚。
なぜここに?こんな姿勢で?
意外にも、世の中は不可解なことだらけなのかもしれません。
それに私たちが気づかないだけだとしたら。
注意深く見ていると不思議な光景が…少々SFチックですが、
カメラはそんな世界への入り口なのかもしれません。


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098Yさんは、マイク・ワゾウスキ(Michael Wazowski)が大好き。
モンスターズ・インクの主人公のひとりです。いつも一緒です。
大好きなものを撮ることほど、しあわせなことはありません。
写真にとっても一番しあわせな使われ方だと思うのです。
マイクをいろんなところに連れ出して写真にしてください。
映画アメリの「世界を旅する小人」とか、
アランジアロンゾ の「それいけかっぱくん」みたいに。


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012Yさんは、ねこカフェにいってきました。
室内で、ストロボ禁止だったので「なかなかうまくいかない。」
そう嘆いていたので、今度行くときは100均でLEDライトを購入して、
工夫することをおすすめしました。
もちろんお店の許可はもらわないといけませんが。
動物の写真は思いのほか難しいものです。ねこ写真のお手本として、
岩合光昭(いわごうみつあき)さんの「世界ネコ歩き」を紹介しておきます。
http://www4.nhk.or.jp/nekoaruki/


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027Kさんの光と影。
階段にさした光の帯は、やはり階段のように。
なにげない光景ですが、そこにカメラを向ける、Kさんの
観察眼と感性にヒューマンな、あたたかみをおぼえます。
写真は身振り手振りの大きなドラマチックなモノだけでなく、
静かにそこに在る、モノを作品にすることもできます。


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068Nさんのこの写真、きれいに咲いたツツジが、
まるでタイルの一部であるかのように一体化していることに驚かされます。
このツツジを管理する人を思わずにはおれません。
真っ直ぐに整えられた姿は、むかし気質の大工の頭髪のようでもあります。
びしっとした性格の持ち主なのでしょう。粋だねえ。


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090Mさんは、パイロン三兄弟。
このパイロン。実は、わたしの好きな被写体のひとつなのです。
私はパイロンと呼びますが、ロードコーンとか、三角コーン、ラバーコーンと
呼ぶ人も。コーンは円錐(えんすい)という意味です。
ちなみにパイロンのほうは、柱とか支柱という意味です。
いずれでも良いのですが、彼らが街角で立ち尽くす様子には、
カメラを向けずにはおれません。

互いを結ぶこのロープのさきにあるものは…愛と感動に立ち尽くす。
「THE LOVER CONE」近日公開。
なんて、ちょっとふざけすぎました。Mさん、やりませんか?
私がやるか…。
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by mooriyan | 2014-04-30 10:10 | mooriyan

「 花ざかりの君たちへ 」

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17日は、今年はじめての授業でした。
嬉しいことにそこへ卒業生のHさんが顔を見せてくれました。
授業のあと、昼食を共にしながら近況を聞かせてもらいました。

「好きな世界で仕事をしているので、きついこともそれほど気になりません。」
と言いながらも親元を離れて自分の力で生活してゆく大変さを実感したとのことで、
それを「生活」ではなく「生存」と言う言葉で語ってくれたのは、面白く感心しました。
「本当に生存費を稼ぐのは大変です」と。確かにそうかもしれません。
「生活者」と言うのと「生存者」とでは受ける印象がかなり違います。
生存者というと事件や事故に巻き込まれたかのような観さえします。
景気がなんとか小康状態を保っているとは言え、「生存者」にとっては
事故、災害的状態なのかもしれません。さらに
働き始めて、世の中で起こっている色々な事が見る角度によっては
全く別の側面をもっていることに気が付くようになったと言います。
Hさんのえらいところは、そうしたことを
「ちゃんと判断できるように勉強を怠ってはいけない。」と
自らを戒めるところです。自分も大人なのだから、
次の人たちの為に不勉強ではいられないと言うのです。
「大人の不勉強は罪です。」そう言われ、おもわず
「あ、痛ててっ!」と頭に手をあててしまいました。
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いろいろな疑問が一時に湧いたり、解けたり、することがあります。
Hさんのように、今まさに花開き、あらゆることに積極的に関わっていこう
とする時期があるでしょう。花を一年中咲かせ続けることは難しいでしょうが、
花の咲かない季節にも幹や枝葉にエネルギーをたくわえ続けて、
次なる「花咲く季節」への備えをしておきたいですね。
わたしもHさんの言葉を肥やしに、老木ながら、次なる花の季節へ
臨みたいと思います。こちらも色々と勉強になりました。
ほんと、「いくつになっても勉強はつづけなければ」いけませんね。
おっ。これもHさんの言葉そのままです。
春爛漫は見ているだけでも楽しく気持ち良いものです。
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by mooriyan | 2014-04-23 09:58 | mooriyan