STUDIO LUMIERE  

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「 若者は若者らしく 」

師いわく「できあがった写真がいまひとつの時は、それは自分の気持ちが後ろへと
     後ずさりしているからだ。三歩前に踏み出して見なさい。」
弟子聞いていわく「三歩先が崖だったら…?」

師いわく「安易に望遠レンズを使うのはやめなさい。足を使って近づきなさい
      年齢レンズって知ってるかい? 50歳になると50㎜レンズ、80歳になると
      80㎜。年寄りは長いレンズ(望遠レンズ)を使いたくなるんだ。
      20歳の君たちは20㎜だ!」
弟子聞いていわく「100㎜以上の望遠レンズは仙人でないと使えないのでしょうか?」

変てこな書き出しで失礼しました。「師いわく」の部分は、かつて
mooriyanが実際に先達からいただいたお言葉です。
「弟子いわく」は当時まだ若ゾウだったmooriyanのつぶやき。
頭のいい皆さんだったら、シャクシジョウギでなく、
ちゃんと主旨を理解してくれますよね。

最近の傾向で、遠い目線の、ほやんとピントの浅い、
やさしげな写真が多いのですが、若いうちでないと撮れない写真があります。

老(中国語)な写真は老師に勝ることは難しい。
その逆に、老師に新人賞に値する若々しい写真は難しい。

みなさんとほぼ同じ年齢のmooriyan撮影 17㎜レンズ(APSデジタルで12㎜くらい)使用
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そして、当時の老(ラオ)もどき写真。300㎜レンズ(APSデジタルで200㎜くらい)使用
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by mooriyan | 2011-09-30 10:53 | mooriyan

「 後期授業発進! 」

後期、はじまりましたね!はりきっていきましょう。
6日の「音楽雑誌制作」におじゃましようと思います。
写真のことで何か困ったことがあったら遠慮なく。

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月を越え、「はやぶさ」で有名になったイトカワまで行ってきました。
な、わけはなく、近所にあるJAXAに行ってきました。
専門でないと少し難しい展示もありますが、ビジュアルだけでも充分楽しめます。
興味のある人は是非行ってみてください。

資料:JAXA 小惑星イトカワ模型・スペースシャトル模型

写真、合成:mooriyan
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by mooriyan | 2011-09-26 08:43 | mooriyan

petits fours ② 「 写真の歴史 」

さて、
①で写真と絵画の、なんかギクシャクした関係を紹介しました。
「写真は芸術じゃーないんだ」と言われた写真家たちがその後、
絵画に戦いを挑みます。そんな中いずれもイギリスの写真家
レイランダー、ロビンソンといった人たちが
合成写真にその活路を求めていきました。
それも今日とは違い、フィルムを切ったり貼ったりの
大変な作業だったようです。
ところが、絵画を意識しすぎたために、不自然な、出来そこないの絵
のような作品になってしまいました。
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当時の厳しい批評はもっともですが、いまとなっては逆に面白い作品
のような気がしてくるのですが、みなさんはどう思いますか?
「写真が芸術なのか?」の答えは未だありません。
写真が芸術である必要があるのか、そもそも芸術って?
ここから先は興味ある人が、自分なりの「これでいいのだ!」を
さがしてみてください。
絵画、写真いずれも消えて無くならずに今存在するのは
それぞれに人々に愛される理由があるのだと思います。
絵画でなければ、写真でなければ、その「でなければ」が
いちばん美味しいところだと思います。
食べ逃しの無きよう… ボナペティート!

petits fours:プチフール フランス料理で、一口で食べられる「小さな菓子」の意。
資   料:金丸重嶺(かなまる・しげね)著 写真芸術 朝日選書146
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by mooriyan | 2011-09-21 09:46 | mooriyan

「 高速サイクルで、目がクルクル 」

突然ブログの画面デザインが変わってしまいましたね。
たぶん「より使いやすく」ということなのでしょうが、
慣れるのにちょいと時間がかかります。
みなさんは、変化には強いほうでしょうか?

さて、ブログのデザインに限らず、とにかくリニューアル
モデルチェンジが矢つぎばやの世の中。カメラも次々と
新製品が出てきます。性能はともかく、モノとしての存在感
や使い勝手はどうでしょう?

サイクルの速さとリサイクルという側面からして
あっというまに姿を消すモノが多いことは仕方ないのでしょうが
ついていくのがやっとのmooriyanには目がクルクルです。
そんな中でも姿を消すことなく、モノとして存在しつづける、
そんなカメラ、モノ達に注目してみるのも面白いかもしれません。
生き残りのヒントを探しにいってみますか?
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日程が迫っての案内で恐縮です。興味のある人はぜひ!
この案内をmooriyanに送ってくれる、「ムサシ商会」さん
(神奈川県相模原市中央区矢部1-3-14 TEL042-751-8870)
は業界でも有名なマニアのお店です。こちらも興味のある人はぜひ!!
むかし、お世話になった銀一カメラの大番頭Yさんも
よく遊びにいらしてたとか……懐かしいです。
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by mooriyan | 2011-09-16 14:18 | mooriyan

petits fours ① 「 写真の歴史 」

写真が今ある姿の出発点にたどりついた1800年代初頭。
詩人ラマルティーヌは
「写真は一つの芸術である。芸術以上のものともいえる。これは、
太陽と芸術家との協力になる奇跡ともいえよう。」と賞賛してくれました。
瞬時に(当時は特にそう思えたでしょう)しかも正確に描写することができる
写真というものにたいする、驚きと感動が詩人をして、そんな表現をさせたのでしょう。

当時のカメラはダゲレオタイプカメラとよばれ↓
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そのカメラによって撮影された写真がこれ。 ダゲール撮影、1837年

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今ではあたりまえのというより、今となっては古典のような技術も
当時は世の中を騒がせるほどの出来事だったのです。

ところが、しばらくすると賞賛される一方で、今度もまたなぜか
詩人 ボードレールが
「写真は忠実に事物を記録する。しかし、それだけでは芸術とはいえぬ。
むしろその機能は、画を創る人のための下僕としては価値を認められる。
しかしそれは芸術ではない…」といった主旨のことを言う。

写真術は単に絵画制作の下働き…当時の画家は画を描くための資料として、
ときにはそのまま下絵として写真を重宝につかっていたのです。
当時、下絵写真を撮って生計をたてていたユージェンヌ・アッジェが
いまでは歴史に名を残す偉大な写真家としてあつかわれるのはなんとも
おもしろいことだと思います。
以下、アッジェの1800年代の作品を紹介します。
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今も、写真が素材的な要素を持つことは事実でしょう。
物事はなんでも、いろんな側面を持ちます。
若いみなさんは柔らかい頭でうまく写真とつきあってくださいね。



petits fours:プチフール フランス料理で、一口で食べられる「小さな菓子」の意。

   資   料:金丸重嶺(かなまる・しげね)著 写真芸術 朝日選書146
         :写真展 パリ・街・人 アジェとカルティエ=ブレッソン 分冊Ⅱ
          財団法人 東京都文化振興会 1988
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by mooriyan | 2011-09-07 12:09 | mooriyan