STUDIO LUMIERE  

「 写真評論家やってみる? 」7月22日の教室

自らは実際に写真を撮ることはせず、人の作品についてあれやこれやと批評する、「評論家」を嫌う人は多くいます。自分の作品の欠点を鋭く指摘された。権威を傘に着て言いたい放題。自分の写真論とは相容れないから面白くない。とにかく理屈っぽくてかなわない。など様々な理由があるでしょう。でも、嫌う側も少々自意識過剰なのかもしれません。

欠点を指摘できるのは、それだけ作品を見ているということ。自分と相容れない意見だからと端から切り捨てては、裸の王様になりかねません。かといって信頼に足る評論家は本当にごくわずかだとも思います。その見極めは自分が勉強してないと、できるものではありません。自称評論家は大勢いても良いと思います。聞く価値が無いと思ったら聞かなければ良いだけです。どんなに立派な肩書きがあろうと同じです。でも、とにかく、一度だけは耳を傾けてみてください。聞かない物を判断はできませんから。

ところで、「評論」をやってみようとすると、実に難しいもので、真似にすらならないでしょう。初めは読書感想文のようなもので良いと思います。とにかく書いてみてください。

テーマは例によって各自、自由としますが、何も無いところからは大変でしょう。
下に 3点ほど作品を掲載しますので、その中から選んでもOKです。どういった作品かは
キャプションなどからググってみてください。作品の印象のみを頼りに書くこともOKです。

①平凡社 荒木経惟写真全集3 陽子 より
  「 天才アラーキーの最愛の妻、陽子さんの最期の写真 」
アラーキー(荒木経惟)が最愛の妻、陽子さんと出会ってから病で他界するまでを撮り続けた写真集の最後に「棺の中の陽子さん(の顔)」を撮って載せ、出版した。この写真をめぐり、同じ写真家である篠山紀信と論争になる。
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自分だったら最愛の者の死に顔を写真に撮るか?
荒木が写真家として陽子さんの最期を撮り、発表したことをどう思うか、感じるか?


②ユージン・スミス 「 楽園へのあゆみ 」1946年
( PPS通信社 ユージン・スミス展 図録より )
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③コンテスト応募作品より
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by mooriyan | 2015-07-21 20:39 | mooriyan