「 木曽の御嶽山 ナムチャラホイ 」
木曽御嶽山。先週末の噴火により、多くの登山者が犠牲となり、
また、負傷者が出てしまいました。私の両親もその直前に登山しており、
その時の穏やかで美しい景色からは想像もできないと語っておりました。
ニュース映像を見て「なんでモノクロなんだ?」と…それは
一面灰に覆われた山頂の様子でした。
父が見てきた美しい高山植物もあの灰の下敷きになってしまったのでしょう。
次々と明らかになる噴火当時の状況は、まさに想像を絶するものです。
犠牲となった方のご冥福をお祈りしたいと思います。
そして助かった方のお話は今後の防災の貴重な資料として
記憶していかなければならないと思います。
木曽のなぁー なかのりさん
木曽の御嶽山は なんちゃらほい
夏でも寒い よいよいよい
有名な「木曽節」のでだしです。
「木曽の御嶽山は ナンチャラホイ」の解釈には様々あるようですが
山岳信仰の修験者が登山中にとなえた言葉だとする説があるようです。
「ナムチャラホイ…おんたけさま、どうかこの世に平穏を。そして
ゆたかに暮らせますように。」と。
自然の摂理は、人の物差しだけでは、はかりえないものだと思います。
自然から離れつつある我々も、時にその昔を省みて自然の発する声に
静かに耳をかたむけてみなければならないのかも知れません。
by mooriyan
| 2014-10-01 11:18
| mooriyan